“ふきがら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吹売25.0%
吹壳25.0%
吹殻25.0%
吹殼25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江戸者ちゅう者は歩きつけねえから旅へ出ると意気地いくじはねえ、わしも宿屋にいますが、時々客人が肉刺まめエ踏出して、吹売ふきがら糊付板のりつけいたを持ってうてえから、いつでも糊板を持って行くだが
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
收めたれば酒肴しゆかう見立掛り膳部申付役となる火のさかんなる圍爐裏ゐろりに足踏伸し鉛筆のしりにて寶丹ほうたんと烟草の吹壳ふきがら
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
そのうすくらい仕事場を、オツベルは、大きな琥珀こはくのパイプをくわえ、吹殻ふきがらを藁に落さないよう、を細くして気をつけながら、両手を背中に組みあわせて、ぶらぶらったり来たりする。
オツベルと象 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
と、煙管きせるく。とじり/\と吸込すひこんで吹殼ふきがらのこそげいてけないやつ、よこなぐりに、並木なみきまつへトンとはらつて、はなかすみ江戸えどそら筑波つくばよこいそぐ。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)