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松江
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しょうこう
ふりがな文庫
“
松江
(
しょうこう
)” の例文
瘳二子及び門人
王稌
(
おうじょ
)
等
(
ら
)
拾骸
(
しゅうがい
)
の功また
空
(
むな
)
しからず、万暦に至って墓碑
祠堂
(
しどう
)
成り、
祭田
(
さいでん
)
及び
嘯風亭
(
しょうふうてい
)
等備わり、
松江
(
しょうこう
)
に
求忠書院
(
きゅうちゅうしょいん
)
成るに及べり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
僕は君が知っている通り、
松江
(
しょうこう
)
に田を持っている。そうして毎年秋になると、一年の
年貢
(
ねんぐ
)
を取り立てるために、僕自身あそこへ
下
(
くだ
)
って行く。
奇遇
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ふと
踵
(
くびす
)
を
返
(
かえ
)
して、二
足
(
あし
)
三
足
(
あし
)
、
歩
(
ある
)
きかかった
時
(
とき
)
だった。
隅
(
すみ
)
の
障子
(
しょうじ
)
を
静
(
しず
)
かに
開
(
あ
)
けて、
庭
(
にわ
)
に
降
(
お
)
り
立
(
た
)
った
春信
(
はるのぶ
)
は、
蒼白
(
そうはく
)
の
顔
(
かお
)
を、
振袖姿
(
ふりそですがた
)
の
松江
(
しょうこう
)
の
方
(
ほう
)
へ
向
(
む
)
けた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
「魏王が一代のご馳走といってもいいこの大宴に、名も知れぬ魚の料理とは、貧弱ではないか。大王、なぜ
松江
(
しょうこう
)
の
鱸
(
すずき
)
をお取り寄せにならなかったか」
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
唐の貞元年中、漁師十余人が数
艘
(
そう
)
の船に小網を載せて漁に出た。
蘇州
(
そしゅう
)
の太湖が
松江
(
しょうこう
)
に入るところである。
中国怪奇小説集:07 白猿伝・其他(唐)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
松江
(
しょうこう
)
はそういいながら、きゃしゃな
身体
(
からだ
)
をひねって、
踊
(
おどり
)
のようなかたちをしながら、
再
(
ふたた
)
び
鏡
(
かがみ
)
のおもてに
呼
(
よ
)
びかけた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
松江
(
しょうこう
)
へ行って、道士の
太古庵
(
たいこあん
)
に
仮寓
(
かぐう
)
していた。その時に見たのは、
鰍
(
かじか
)
を切るの術である。
中国怪奇小説集:13 輟耕録(明)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「うん。一度も行った事はない。が、もう十日ばかりすると、また
松江
(
しょうこう
)
へ
下
(
くだ
)
る事になっている。その時
渭塘
(
いとう
)
を通ったら、是非あの
酒旗
(
しゅき
)
の出ている家へ、もう一度舟を寄せて見るつもりだ。」
奇遇
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
鏡
(
かがみ
)
のおもてにうつしたおのが
姿
(
すがた
)
を
見詰
(
みつ
)
めたまま、
松江
(
しょうこう
)
は
隣座敷
(
となりざしき
)
にいるはずの、
女房
(
にょうぼう
)
を
呼
(
よ
)
んで
見
(
み
)
た。が、いずこへ
行
(
い
)
ったのやら、
直
(
す
)
ぐに
返事
(
へんじ
)
は
聞
(
き
)
かれなかった。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
松
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
江
常用漢字
中学
部首:⽔
6画
“松江”で始まる語句
松江府
松江重頼