)” の例文
旧字:
去年はまして、えゝながえこと御厄介ねなりりみした、いやもう二度ねどと再び山坂を越えてう云う所へはますまいと思うて居りみすが
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
煖炉だんろ棚の上に載っている、妙子の作った仏蘭西人形を気にしたので、大丈夫でっしゃろ、まさかそんなにえしませんやろ、などと云っていたが
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
よね (とみに)そんなら、早うたツ……。(やすに)ケエで二時間も立たされつ、そん上、こんだあ、税関がせからしうしね。(うるさくつてね)
牛山ホテル(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
「水鳥の立ちのいそぎに父母に物言ものはにて今ぞ悔しき」(巻二十・四三三七)、「忘らむと野行き山行き我来れど我が父母は忘れせぬかも」(同・四三四四)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「はちえ。ノートどんきゃ投げろ!」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
なんぼ厚かましいいうてもさすがよう寄り附かんかして、ええあんばいにあんなり何もいうてえしません。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
清「いや何うもこりゃはや、それを云おう/\と思ってたが、おさんあんま草臥くたぶれたので忘れてしまったが、いや眞達さんの事にいてはえらい事になりみした」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
人欺したりおとしいれたりする計略はむこの方が上手ですさかい、なかなかええ考出てえしませなんだ。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
するとおさん出ろ/\と云うので役人やこねんて庄吉のおべを取ってひきずり出すと、藤屋のとゝま死骸しげえが出たと思いなさませ、さアこれはうさんな寺である、賭博どころではない
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「うちがあんまりあんたのことばっかりいうよって、あの人いうたら、そんな綺麗な人やったら一ぺん会うてみたいなあ、いっそ遊びにえへんもんやろかいうてはった。」
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
座敷の掃除なんか、毎日の事やのんに、あたし等が見てなんだら、直ぐ手エを抜くねん。朝かて未だに起さなんだら起きてえへんし、夜は相変らず着物のまま転寝するし、………
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「そんなことしまつかいな。今日見せてもろたら、もうこれつきりえしまへん。」
猫と庄造と二人のをんな (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「そんなことしまつかいな。今日見せてもろたら、もうこれつきりえしまへん。」
猫と庄造と二人のをんな (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「そんなことしまっかいな。今日見せてもろたら、もうこれっきりえしまへん。」
猫と庄造と二人のおんな (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「雪子ちゃん何とも云うてえへんのんで、どないするのんか思うててん。………」
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「何でちょっとも手紙えへんのんか思うてたら、えらいことになってるねんわ」
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「こいちゃん何でうちへ連れてえへんの。早う引き取ったげなさいな!」
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)