本体ほんたい)” の例文
旧字:本體
今僕と並んでいる君は、本体ほんたいのないまぼろしにすぎないのだ。本体の君は、連続的成長を続けて、やっと青年になりかけのところにいるんだ。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それでそち母人ははびとは、今日きょうここついでわし本体ほんたい見物けんぶつして、それを土産みやげってかえりたいということのようであるが、これは少々しょうしょうこまった註文ちゅうもんじゃ。
だが、なにゆえに、什器破壊作業をやらなければならないか、その理由の本体ほんたいについては光枝は何にも知らなかったし、なんにも思い当ることがなかった。
什器破壊業事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
最後さいごわたくしが、最近さいきんたき竜神りゅうじんさんの本体ほんたいおがましていただいたはなしいたしますと、ははおどろきは頂点てうてんたっしました。
かみもうしますのは、人間にんげんがまだ地上ちじょううまれなかった時代じだいからのもと生神いきがみ、つまりあなたがたっしゃる『自我じが本体ほんたいまた高級こうきゅうの『自然霊しぜんれい』なのでございます。