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摸索
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もさく
ふりがな文庫
“
摸索
(
もさく
)” の例文
我
(
われ
)
は
手
(
て
)
に
握
(
にぎ
)
つて、
双
(
さう
)
の
眼
(
まなこ
)
で
明
(
あきら
)
かに
見
(
み
)
る
采
(
さい
)
の
目
(
め
)
を、
多勢
(
たぜい
)
が
暗中
(
あんちゆう
)
に
摸索
(
もさく
)
して、
丁
(
ちやう
)
か、
半
(
はん
)
か、
生
(
せい
)
か、
死
(
し
)
か、と
喧々
(
がや/\
)
騒
(
さわ
)
ぎ
立
(
た
)
てるほど
可笑
(
をかし
)
な
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
い。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
近代人の
摸索
(
もさく
)
は、古語に観念的な内容を捉えようとしたのである。其が民族文学の主題であり、一言で言えば品格であった。
詩語としての日本語
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
工藝という媒介を通して、私の前著『神に就て』においてようやく
摸索
(
もさく
)
し得た最後の道、「
他力道
(
たりきどう
)
」の深さと美しさとをまともに見つめたのである。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
私は八方
摸索
(
もさく
)
の結果、すがり附くべき一茎の
藁
(
わら
)
をも見出し得ないで、
已
(
や
)
むことなく
覚束
(
おぼつか
)
ない私の個性——それは私自身にすら他の人のそれに比して
惜みなく愛は奪う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
家に居る時も、外に居る時も、不断に私はそれを考へ、この詰らない、解りきつた言葉の背後にひそんでゐる、或る神秘なイメ−ヂの謎を
摸索
(
もさく
)
して居た。
田舎の時計他十二篇
(新字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
▼ もっと見る
ここ数回は、清盛の出家と、一門繁昌の頂上期で、ひとまず筆を
転
(
てん
)
じ、牛若丸をめぐる“陰の人びと”とその母常磐の以後の境遇を
摸索
(
もさく
)
して書いてきた。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
また
滑稽
(
こっけい
)
でもあったろうけれども、是があるためにこの種の他力信仰の時代色、もしくは中心とも根源とも名づくべきものが、少しずつ
摸索
(
もさく
)
して行かれるのである。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
貫一はこの秘密の
鑰
(
かぎ
)
を獲んとして、
左往右返
(
とさまかうさま
)
に暗中
摸索
(
もさく
)
の
思
(
おもひ
)
を費すなりき。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
今頃になってますます暗中
摸索
(
もさく
)
という有様なのです。
詩について語らず:――編集子への手紙――
(新字新仮名)
/
高村光太郎
(著)
“摸索”の意味
《名詞》
摸索(もさく 「模索」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる)
試行錯誤を繰り返しながら探し求めること。
(出典:Wiktionary)
摸
漢検準1級
部首:⼿
13画
索
常用漢字
中学
部首:⽷
10画
“摸”で始まる語句
摸
摸型
摸倣
摸傚
摸写
摸様
摸寫
摸造
摸牌
摸樣