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指
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さす
ふりがな文庫
“
指
(
さす
)” の例文
昨夜十二時少し過ぎ、小石川区
指
(
さす
)
ヶ
谷
(
や
)
町○○番地の坂の上で、「人殺しーい」という悲鳴が、人通りの少ない闇の街の空気にひびき渡った。
呪われの家
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
それも總括的に文藝其物に就てでなく新聞紙の如きあらゆる階級に——階級といつても上下卑賤を
指
(
さす
)
のではない
貝殻追放:007 愚者の鼻息
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
小石川区内では○植物園門前の小石川○
柳町
(
やなぎちょう
)
指
(
さす
)
ヶ
谷町
(
やちょう
)
辺の溝○
竹島町
(
たけしまちょう
)
の人参川○
音羽
(
おとわ
)
久世山
(
くぜやま
)
崖下の細流○音羽町西側
雑司
(
ぞうし
)
ヶ
谷
(
や
)
より
関口台町
(
せきぐちだいまち
)
下を流れし
弦巻川
(
つるまきがわ
)
。
葛飾土産
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
指
(
さす
)
ヶ
谷
(
や
)
はじめ柳町、本郷丸山、西片町、森川町、最後に明神坂を下って万世橋からやっと鉄道馬車。
明治世相百話
(新字新仮名)
/
山本笑月
(著)
判斷
(
はんだん
)
し
成敗
(
せいはい
)
を
指
(
さす
)
に其人の年
齡
(
れい
)
月日時を聞て
卦
(
け
)
を立
考
(
かんが
)
へを
施
(
ほど
)
こし云ふ事實に
神
(
かみ
)
の如く世の人の知る處なり扨翌日にも成りければ
靱負
(
ゆきへ
)
は其身の
吉凶
(
きつきよう
)
を見ることゆゑ
沐浴
(
もくよく
)
して
身體
(
しんたい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
「新し橋」の附近には、「何貫何百目何代鬼熊
指
(
さす
)
」とほった大石がころがっていたはず。
大菩薩峠:25 みちりやの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
伊太郎にはおそよという嫁があったが、ことしの三月に離縁になって実家へ帰った。岡崎屋は小石川の
白山前町
(
はくさんまえまち
)
にある。嫁のおそよの実家もやはり酒屋で、小石川
指
(
さす
)
ヶ
谷町
(
やちょう
)
にある。
半七捕物帳:48 ズウフラ怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
平次は、この事件の底に、何やら容易ならぬ者があると見たか、神田から足場の惡さを考へて、土地の御用聞、
指
(
さす
)
ヶ
谷
(
や
)
町の喜七のところに、暫らく八五郎を泊らせることにしました。
銭形平次捕物控:284 白梅の精
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
また、
指
(
さす
)
ヶ
谷
(
や
)
町にある
白山
(
はくさん
)
神社、これは小石川の総鎮守で神領三十石、神主
由井氏
(
ゆいし
)
奉祀
(
ほうし
)
す。祭るところの神は、
加賀
(
かが
)
の
白山
(
はくさん
)
に同じ、九月の二十一日がおまつりで、諸人群集、さかんなものである。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
今の文壇は、愚痴というものの外に、力の
反応
(
はんおう
)
を見ることの出来ない程に
萎弱
(
いじゃく
)
しているのだが、これなら何等の反感をも起さずに済む
筈
(
はず
)
だ。純一はこんな事を考えながら
指
(
さす
)
が
谷
(
や
)
の町を歩いて帰った。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
小石川春日町
(
こいしかわかすがまち
)
から
柳町
(
やなぎちょう
)
指
(
さす
)
ヶ
谷
(
や
)
町
(
ちょう
)
へかけての低地から、
本郷
(
ほんごう
)
の
高台
(
たかだい
)
を見る
処々
(
ところどころ
)
には、電車の開通しない以前、即ち東京市の地勢と風景とがまだ今日ほどに破壊されない頃には
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“指”の意味
《名詞》
(ゆび)手、または足の先に付いている、枝分かれした部分。
(出典:Wiktionary)
“指”の解説
指(ゆび)は、一般的に人間の身体の一部で、手や足の末端部にある突出部で、中に関節のある骨格を含む。人が日常的に使う部位だけに様々な意味合いを持つ言葉に発展し、慣用句でも多用されている。相同な構造は四肢動物全般に見られ、四肢の形成の初期から存在する物である。
(出典:Wikipedia)
指
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
“指”を含む語句
指示
指環
食指
指弾
拇指
指輪
小指
目指
指折
指導者
指揮
指貫
屈指
示指
人指
無名指
指揮者
指定
指ヶ谷町
指差
...