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抜
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ぬき
ふりがな文庫
“
抜
(
ぬき
)” の例文
旧字:
拔
梅「
夫
(
それ
)
はまア有難い事で、何もございませんが、召上るか召上らないか存じませんが、只今鰌の
抜
(
ぬき
)
を云い付けて参りましたから」
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
其処
(
そこ
)
の
敷
(
しき
)
ものには熊の皮を拡げて、目の
処
(
ところ
)
を二つゑぐり取つたまゝの、
而
(
そ
)
して木の根のくり
抜
(
ぬき
)
の
大火鉢
(
おおひばち
)
が置いてあつた。
貴婦人
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
連日
(
れんじつ
)
の
晴天
(
せいてん
)
も一時に
変
(
へん
)
じて雪吹となるは雪中の常也。其
力
(
ちから
)
樹
(
き
)
を
抜
(
ぬき
)
屋
(
いへ
)
を
折
(
くじく
)
。人家これが
為
(
ため
)
に
苦
(
くるし
)
む事
枚挙
(
あげてかぞへ
)
がたし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
これもこの通り天井に空気
抜
(
ぬき
)
の付いた流行色の山高帽を
冠
(
かむ
)
って、片チンバのゴム長靴を
穿
(
は
)
いてブラリブラリと市中を横行していたら、いい加減時代
後
(
おく
)
れの
蘭法
(
らんぽう
)
医師ぐらいには見えるだろう。
超人鬚野博士
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
拾い上げて
検
(
あらた
)
め見るに是れ通常の酒瓶の栓にして別に
異
(
かわ
)
りし所も無し、上の端には青き封蝋の着きし儘にて其真中に
錐
(
きり
)
をもみ込し如き穴あるは是れ
螺旋形
(
うずまき
)
のコロップ
抜
(
ぬき
)
にて
引抜
(
ひきぬき
)
たる
痕
(
あと
)
なるべし
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
▼ もっと見る
国汚す
奴
(
やっこ
)
あらばと太刀
抜
(
ぬき
)
て
仇
(
あだ
)
にもあらぬ壁に物いふ
曙覧の歌
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
そら
私
(
わっし
)
に瀬踏をさした位なんですから、そうやって日が経っても、何にもいわないについて大丈夫とは思ったでしょうが、まだ安心がなりますまい、そこで段取は
抜
(
ぬき
)
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
抜
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
“抜”を含む語句
引抜
抜刀
選抜
抜萃
出抜
拍子抜
抜出
居合抜
素破抜
通抜
抜手
図抜
切抜
切抜帳
垢抜
抜擢
腑抜
間抜
藻抜
釘抜
...