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打守
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うちまも
ふりがな文庫
“
打守
(
うちまも
)” の例文
握
(
にぎ
)
りもて餘しける處へ奧の方よりお專は
直
(
すぐ
)
と立ち出で座に
就
(
つき
)
て皆々へ
挨拶
(
あいさつ
)
するに一座の人々
不審
(
ふしん
)
晴
(
はれ
)
ず是は何方の女中ぞやとお專が
顏
(
かほ
)
を
打守
(
うちまも
)
るに叔母女房も之を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
栗うりの童は、
逸足
(
いちあし
)
出
(
いだ
)
して逃去り、学生らしき男は、
欠
(
あく
)
びしつつ狗を
叱
(
しっ
)
し、女の子は
呆
(
あき
)
れて
打守
(
うちまも
)
りたり。
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
正太
(
しようた
)
はあつとも
言
(
い
)
はず
立止
(
たちど
)
まりしまゝ
例
(
いつも
)
の
如
(
ごと
)
くは
抱
(
だき
)
きつきもせで
打守
(
うちまも
)
るに、
彼方
(
こなた
)
は
正太
(
しようた
)
さんかとて
走
(
はし
)
り
寄
(
よ
)
り、お
妻
(
つま
)
どんお
前
(
まへ
)
買
(
か
)
ひ
物
(
もの
)
が
有
(
あ
)
らば
最
(
も
)
う
此處
(
こゝ
)
でお
別
(
わか
)
れにしましよ、
私
(
わたし
)
は
此人
(
このひと
)
と一
處
(
しよ
)
に
歸
(
かへ
)
ります
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
といひかけ、
頷
(
うな
)
づく
私
(
わたくし
)
の
顏
(
かほ
)
を
打守
(
うちまも
)
りて、
屹
(
きつ
)
と
面
(
おもて
)
を
改
(
あら
)
ため
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
主人
(
あるじ
)
は大隊長と巻烟草
喫
(
の
)
みて、銃猟の
話
(
はなし
)
せばやと、
小部屋
(
カビネット
)
のかたへゆくほどに、われはさきよりこなたを
打守
(
うちまも
)
りて、珍らしき日本人にものいひたげなる末の姫に向ひて
文づかひ
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
守
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
“打”で始まる語句
打
打擲
打棄
打捨
打殺
打倒
打明
打付
打笑
打毀