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懇望
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こんまう
ふりがな文庫
“
懇望
(
こんまう
)” の例文
(二百四五十帋の自筆なり)
嘗
(
かつて
)
梱外
(
こんぐわい
)
へ
出
(
いだ
)
さゞりしを、狂哥堂真顔翁
珎書
(
ちんしよ
)
なれば
懇望
(
こんまう
)
してかの家より借りたる時
余
(
よ
)
も
亡兄
(
ばうけい
)
とともに
読
(
よみ
)
しことありき。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
岡崎御坊へ
招
(
せう
)
ずる事が出来たら結構だと云ふので、呉服屋夫婦が熱心に
懇望
(
こんまう
)
した所から、
朗然
(
らうねん
)
と云ふ
貢
(
みつぐ
)
さんの
阿父
(
おとう
)
さんが、
入寺
(
にふじ
)
して来る
様
(
やう
)
に成つた。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
さへ
取
(
と
)
りあげもせず
錦野
(
にしきの
)
が
懇望
(
こんまう
)
恰
(
あたか
)
もよし
彼
(
か
)
れは
有徳
(
うとく
)
の
醫師
(
いし
)
なりといふ
故郷
(
こきやう
)
某
(
なにがし
)
の
地
(
ち
)
には
少
(
すくな
)
からぬ
地所
(
ぢしよ
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
其上大洞にせよ自分にせよ、
一
(
ひ
)
と
通
(
とほり
)
ならぬ関係があるので、
懇望
(
こんまう
)
されて見ると何分にも
嫌
(
いや
)
と云ふことが言はれないハメのだから、
此処
(
こゝ
)
を
能
(
よ
)
く
呑
(
の
)
み込んで承知して欲しいのだと
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
研屋五兵衞の
懇望
(
こんまう
)
のまゝ諸大名は言ふまでもなく、公儀の御用までも取次ぎ、この十年の間に、めつきり研屋の
暖簾
(
のれん
)
をよくしてやりましたが、五兵衞は女道樂と勝負事が好きで、最近二三年の間に
銭形平次捕物控:072 買つた遺書
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
犯
(
をか
)
し行かれしとて思ふ如き鳥も
罹
(
かゝ
)
るまじ
先
(
まづ
)
今日は
罷
(
やめ
)
に致し玉へ手柄は何時でも
成
(
でき
)
る事と
押止
(
おしとゞ
)
めけれど思ひ
込
(
こみ
)
たる左京は更に聞き入れず思立しが吉日なり是非とも參りたしと
強
(
たつ
)
ての
懇望
(
こんまう
)
なれば
然程
(
さほど
)
に思はれなば兎も角もと手下の
小賊
(
せうぞく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
(二百四五十帋の自筆なり)
嘗
(
かつて
)
梱外
(
こんぐわい
)
へ
出
(
いだ
)
さゞりしを、狂哥堂真顔翁
珎書
(
ちんしよ
)
なれば
懇望
(
こんまう
)
してかの家より借りたる時
余
(
よ
)
も
亡兄
(
ばうけい
)
とともに
読
(
よみ
)
しことありき。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
庄司家の若樣林太郎が
行方
(
ゆくへ
)
知れずになつた時は、主人平馬もお孃さんのお禮も、さすがに驚いた樣子でしたが、親類達の口入と、庄司右京の望みで、養子助十郎へそのまゝお禮を嫁にと
懇望
(
こんまう
)
されると
銭形平次捕物控:115 二階の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“懇望”の意味
《名詞》
懇望(こんもう、こんぼう)
切に心から望むこと。
(出典:Wiktionary)
懇
常用漢字
中学
部首:⼼
17画
望
常用漢字
小4
部首:⽉
11画
“懇”で始まる語句
懇
懇意
懇々
懇願
懇切
懇篤
懇請
懇談
懇親
懇談会