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忍艸
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しのぶ
ふりがな文庫
“
忍艸
(
しのぶ
)” の例文
鉢ものをかしく並びて、軒につり
忍艸
(
しのぶ
)
、これは正太が
午
(
うま
)
の日の買物と見えぬ、
理由
(
わけ
)
しらぬ人は小首やかたぶけん町内一の
財産家
(
ものもち
)
といふに、家内は祖母と
此子
(
これ
)
二人
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
軒
(
のき
)
につり
忍艸
(
しのぶ
)
、これは
正太
(
しようた
)
が
午
(
うま
)
の
日
(
ひ
)
の
買物
(
かひもの
)
と
見
(
み
)
えぬ、
理由
(
わけ
)
しらぬ
人
(
ひと
)
は
小首
(
こくび
)
やかたぶけん。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
いつか話した
錦絵
(
にしきゑ
)
を見せるからお寄りな、
種々
(
いろいろ
)
のがあるからと
袖
(
そで
)
を捉らへて離れぬに、美登利は無言にうなづいて、
佗
(
わ
)
びた折戸の庭口より入れば、広からねども鉢ものをかしく並びて、軒につり
忍艸
(
しのぶ
)
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
重
(
かさ
)
ねて
十日
(
とうか
)
半月
(
はんつき
)
さては
廿日
(
はつか
)
憂
(
う
)
き
身
(
み
)
につらき
卯月
(
うづき
)
も
過
(
すぎ
)
たり
五月雨
(
さみだれ
)
ごろのしめり
勝
(
がち
)
に
軒
(
のき
)
の
忍艸
(
しのぶ
)
は
我
(
わ
)
が
類
(
たぐ
)
ひの
引
(
ひ
)
きては
葺
(
ふ
)
かねど
池
(
いけ
)
のあやめの
根
(
ね
)
ながき
思
(
おも
)
ひにかき
暮
(
く
)
らされて
袖
(
そで
)
にも
水
(
みづ
)
かさの
増
(
ま
)
さりやすらん
此處
(
こゝ
)
は
別莊
(
べつそう
)
の
人氣
(
ひとげ
)
も
少
(
す
)
くなく
氣
(
き
)
に
入
(
い
)
りの
八重
(
やへ
)
を
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
忍
常用漢字
中学
部首:⼼
7画
艸
漢検1級
部首:⾋
6画
“忍”で始まる語句
忍
忍耐
忍辱
忍冬
忍術
忍返
忍坂
忍足
忍入
忍草