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島山
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しまやま
ふりがな文庫
“
島山
(
しまやま
)” の例文
王子
(
おうじ
)
は
宇治
(
うじ
)
の
柴舟
(
しばぶね
)
のしばし目を流すべき
島山
(
しまやま
)
もなく
護国寺
(
ごこくじ
)
は
吉野
(
よしの
)
に似て
一目
(
ひとめ
)
千本の雪の
曙
(
あけぼの
)
思ひやらるゝにや
爰
(
ここ
)
も
流
(
ながれ
)
なくて
口惜
(
くちお
)
し。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
沖
(
おき
)
なる
島山
(
しまやま
)
の
頂
(
いたゞき
)
は
紫嵐
(
しらん
)
に
包
(
つゝ
)
まれ、
天地
(
てんち
)
見
(
み
)
るとして
清新
(
せいしん
)
の
氣
(
き
)
に
充
(
み
)
たされて
居
(
ゐ
)
る
時
(
とき
)
、
濱
(
はま
)
は
寂寞
(
じやくばく
)
として
一
(
いつ
)
の
人影
(
じんえい
)
なく、
穩
(
おだや
)
かに
寄
(
よ
)
せては
返
(
か
)
へす
浪
(
なみ
)
を
弄
(
ろう
)
し
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
海の水平線は
画幀
(
がとう
)
の上部を狭く
劃
(
かぎ
)
って、青灰色の天空が風に流れている。そこには
島山
(
しまやま
)
の噴煙が
靡
(
なび
)
き、雲が
這
(
は
)
っている。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
許宣は独りで往くことにして、舟を雇い、上流約一里の所にある金山寺の
島山
(
しまやま
)
へ往った。揚子江の
赤濁
(
あかにご
)
りのした流れを上下して金山寺へ往来する参詣人の舟が水鳥の群れたように浮んでいた。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
われはララと共に飛行して、大海の上を渡りゆきぬ。海の中には一の
島山
(
しまやま
)
ありき。その山の巓はいと高きに、われ等は猶おん身の物思はしげなる面持して石に踞して坐し給ふを見ることを得つ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
▼ もっと見る
めぐりつつ
岨
(
そは
)
をし来れば
島山
(
しまやま
)
と
天草
(
あまくさ
)
の
海
(
うみ
)
ひらけたり見ゆ
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
島
常用漢字
小3
部首:⼭
10画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“島”で始まる語句
島
島田髷
島田
島嶼
島原
島々
島前
島後
島影
島人