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きゃくじん
ふりがな文庫
“
客人
(
きゃくじん
)” の例文
「それではまず
客人
(
きゃくじん
)
たちに、わたしの
勧
(
すす
)
める
酒
(
さけ
)
を
飲
(
の
)
んでもらって、それからこんどはわたしがごちそうになることにしよう。」
大江山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「広島の
客人
(
きゃくじん
)
は、まるきり、自分が間男したみたいな、心配そうな顔しとるなあ。それとも、広島で、間男でもして、逃げて来たのかね?」
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
殊
(
こと
)
にこの特長の発達している私には食後の
大儀
(
たいぎ
)
なこと、
客人
(
きゃくじん
)
の前の長時間などは、つくづくこの女子にのみ課せられた
窮屈
(
きゅうくつ
)
な
風習
(
ふうしゅう
)
に
懲
(
こ
)
りて
居
(
い
)
ます。
女性の不平とよろこび
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
で、さっそく王女は、この
新来
(
しんらい
)
の
客人
(
きゃくじん
)
が、ほかのれんじゅうとはまったくかわっていることに気がつきました。
影
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
老主人チャンは、
籠
(
かご
)
の小鳥に
餌
(
えさ
)
をやっていたが、店の方をふりかえって、びっくりした。珍らしい
客人
(
きゃくじん
)
である。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
高い寿司には高いだけの理由があって、むやみに金ばかり取るのは、どこにもないようだ。寿司の相場も実のところ味覚に通じた
客人
(
きゃくじん
)
が決めているともいえる。
握り寿司の名人
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
乳母 はい/\、
只今
(
たゞいま
)
!……さゝ、
參
(
まゐ
)
りましょ。お
客人
(
きゃくじん
)
は
皆
(
みな
)
もう
歸
(
かへ
)
ってしまはッしゃれた。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
「これはやはり、おまえが
客人
(
きゃくじん
)
の
部屋
(
へや
)
にいって、どういうわけでこんな
奇怪
(
きかい
)
なことが起こったのか、よくよくわけをきかしてもらってくるのが、いちばんいい
方法
(
ほうほう
)
じゃないかね」
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
「仰っしゃったな。
花栄
(
かえい
)
、
客人
(
きゃくじん
)
はまだお目が
醒
(
さ
)
めぬらしい。一ト矢、ご馳走申せ」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
客人
(
きゃくじん
)
何も
謂
(
い
)
はぬ。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
下人 お
方
(
かた
)
さま、お
客人
(
きゃくじん
)
も
渡
(
わた
)
らせられ、
御膳部
(
ごぜんぶ
)
も
出
(
で
)
ました、
貴下
(
こなた
)
をばお
召
(
めし
)
、
姫
(
ひい
)
さまをばお
尋
(
たづ
)
ね、
乳母
(
おんば
)
どのはお
庖厨
(
だいどころ
)
で
大小言
(
おほこゞと
)
、
何
(
なに
)
もかも
大紛亂
(
おほらんちき
)
。
小僕
(
わたくし
)
めはこれからお
給仕
(
きふじ
)
に
參
(
まゐ
)
らにゃなりませぬ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
「いや、ごもっともで。」と、そのりっぱな
客人
(
きゃくじん
)
はいいました。「たぶんごしょうちでしょう。なにしろこのとおり、からだができましてね。おいおい肉がつき、
衣服
(
いふく
)
も身にそったというわけです。 ...
影
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
そして、副長の命令により
客人
(
きゃくじん
)
のため室を用意するようにいった。
英本土上陸戦の前夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
カピ長 こゝに
書
(
か
)
いてあるだけの
客人
(
きゃくじん
)
を
招待
(
せうだい
)
せい。……
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
三人の
客人
(
きゃくじん
)
海底大陸
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“客人”の意味
《名詞》
(きゃくじん)客として来る人。
まれびと、まろうど 参照。
(出典:Wiktionary)
客
常用漢字
小3
部首:⼧
9画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“客人”で始まる語句
客人大権現
客人神