“花栄”の読み方と例文
読み方割合
かえい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「鎮台大路たいろへむかって、南側の官邸が、りゅう文官のおうちで、もうすこし先の北側のおやしきが、武官の花栄かえい閣下のおすまいでございますよ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「第二は、青州清風寨せいふうさい小李広しょうりこう花栄かえい。——次には白虎山のご隠居と、そのご兄弟なども頼って行けば、どうにかして下さるとは思われるが」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、宋江は、司令部とする幕舎ばくしゃを張らせて、粗末な椅子いすにつくとすぐ、花栄かえいとふたりで、仮に独龍山三荘図と称する、軍用絵図をひらいていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)