“娘等”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むすめら66.7%
むすめども33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りながら外面おもて窮乏きうばふよそほひ、嚢中なうちうかへつあたゝかなる連中れんぢうには、あたまからこの一藝いちげいえんじて、其家そこ女房にようばう娘等むすめらいろへんずるにあらざれば、けつしてむることなし。
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
つていた娘等むすめら座敷ざしきはうかれたころ勝手口かつてぐち村落むら若者わかものが五六にんつた。彼等かれら婚姻こんいんには屹度きつときまつたためし饂飩うどんもらひにたのである。ひるあひだ用意よういされた饂飩うどん彼等かれらあたへられた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
太鼓は四挺、踊子は男女をとこをんな、小供らも交つて、まだ始まりだから五六十人位である。太鼓にれて、手振足振面白く歌つて廻る踊には、今の世ならぬ古色がある。揃ひの浴衣に花笠を被つた娘等むすめどももある。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)