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姫御前
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ひめごぜ
ふりがな文庫
“
姫御前
(
ひめごぜ
)” の例文
カピ妻 ならば、
今
(
いま
)
、よう
思
(
おも
)
ふて
見
(
み
)
や、そもじよりも
年下
(
としした
)
の
姫御前
(
ひめごぜ
)
で、とうに、
此
(
この
)
ヹローナで、
母親
(
はゝおや
)
におなりゃったのもある。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
甚だしき怒声を発してその
脛
(
すね
)
や尾を
牽
(
ひ
)
き、また
臀
(
しり
)
を咬むと相手またこれに返報し、
姫御前
(
ひめごぜ
)
に不似合の大立ち廻りを演ずるを酋長ら
吠
(
ほ
)
え飛ばして鎮静す。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
歎
(
なげ
)
きに枝を添うるがいたわしさに包もうとは
力
(
つと
)
めたれど……何を
匿
(
かく
)
そう、
姫御前
(
ひめごぜ
)
は鏁帷子を着けなされたまま
武蔵野
(新字新仮名)
/
山田美妙
(著)
いやこれは
然
(
さ
)
もそう、深窓に
姫御前
(
ひめごぜ
)
とあろうお人の、
他所
(
よそ
)
の番地をずがずがお
弁別
(
わきまえ
)
のないはその
筈
(
はず
)
よ。
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
香橙色
(
くねんぼいろ
)
の
薔薇
(
ばら
)
の花、物語に傳はつた
威尼知亞女
(
ヹネチヤをんな
)
、
姫御前
(
ひめごぜ
)
よ、
妃
(
きさき
)
よ、
香橙色
(
くねんぼいろ
)
の
薔薇
(
ばら
)
の花、おまへの葉陰の
綾絹
(
あやぎぬ
)
に、虎の
顎
(
あぎと
)
が
眠
(
ね
)
てゐるやうだ、
僞善
(
ぎぜん
)
の花よ、
無言
(
むごん
)
の花よ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
「……こんな殿ごと添い
臥
(
ふ
)
しの身は
姫御前
(
ひめごぜ
)
の果報ぞとツンツンテンと、つまりここだ」
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「へへへへへ、華族で、金があれば、ばかでも嫁に行く、金がなけりゃどんなに慕っても
唾
(
つばき
)
もひッかけん、ね、これが
当今
(
いま
)
の
姫御前
(
ひめごぜ
)
です。へへへへ、浪子さんなンざそんな事はないですがね」
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
佐助どんも
可哀
(
かわい
)
そうだし第一こいさんのためにならぬと女中の
誰彼
(
だれかれ
)
が見るに見かねて稽古の現場へ割って
這入
(
はい
)
りとうさんまあ何という事でんの
姫御前
(
ひめごぜ
)
のあられもない男の
児
(
こ
)
にえらいことしやはりまんねんなあと止めだてでもすると春琴はかえって
粛然
(
しゅくぜん
)
と
襟
(
えり
)
を
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
……(婦人連に對ひ)あァ、はァ、
姫御前
(
ひめごぜ
)
たち!
舞踏
(
をど
)
るを
否
(
いや
)
ぢゃと
被言
(
おしゃ
)
る
仁
(
ひと
)
があるか?
品取
(
ひんど
)
って
舞踏
(
をど
)
らッしゃらぬ
仁
(
ひと
)
は、
誓文
(
せいもん
)
、
肉刺
(
まめ
)
が
出來
(
でき
)
てゐるンぢゃらう。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
おお、それだと、たとい
須磨
(
すま
)
に居ても、
明石
(
あかし
)
に居ても、
姫御前
(
ひめごぜ
)
は目をまわそう。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
姫
常用漢字
中学
部首:⼥
10画
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
“姫御”で始まる語句
姫御
姫御子