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大望
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たいまう
ふりがな文庫
“
大望
(
たいまう
)” の例文
今
中
(
なか
)
座で「
久米平内
(
くめのへいない
)
」劇を演じてゐる
実川
(
じつかは
)
延若に、この頃一つの
大望
(
たいまう
)
がある、それは中村吉蔵氏の脚本「小山田庄左衛門」を一度舞台に
上
(
のぼ
)
してみたいといふ事だ。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
物語
(
ものがた
)
りしかば寶澤が十二歳の時
彼
(
かの
)
婆を
縊殺
(
しめころ
)
し其二品を
奪
(
うば
)
ひ取
大望
(
たいまう
)
の
妨
(
さまた
)
げなればとて師匠感應院をも
毒殺
(
どくさつ
)
し其身は
諸國修行
(
しよこくしゆぎやう
)
と
僞
(
いつは
)
り平野村を
發足
(
ほつそく
)
し其翌日
加田浦
(
かだのうら
)
にて白犬を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
私
(
わたくし
)
は
櫻木君
(
さくらぎくん
)
の
大望
(
たいまう
)
をばよく
知
(
し
)
つて
居
(
を
)
ります。また、
彼
(
かれ
)
が、
人
(
ひと
)
の
知
(
し
)
らない
此
(
この
)
印度洋
(
インドやう
)
中
(
ちう
)
の
一
(
いつ
)
孤島
(
こたう
)
に、三十
有餘名
(
いうよめい
)
の
水兵
(
すいへい
)
と
共
(
とも
)
に、
身
(
み
)
を
潜
(
ひそ
)
めて
居
(
を
)
る
次第
(
しだい
)
をもよく
存
(
ぞん
)
じて
居
(
を
)
ります。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
進み
遖
(
あつぱ
)
れなる山内先生の御
眼力
(
がんりき
)
恐入たり左樣に
星
(
ほし
)
を
指
(
さし
)
て仰らるゝ上は
包
(
つゝ
)
み
隱
(
かく
)
すに
益
(
えき
)
なし此上は
有體
(
ありてい
)
に申べし實に
斯樣
(
かやう
)
なりと
大望
(
たいまう
)
を企てし一
部
(
ぶ
)
始終
(
しじう
)
落
(
おち
)
なく物
語
(
がた
)
り此上は
何卒
(
なにとぞ
)
先生の
知略
(
ちりやく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
慶安太平記の由井正雪が
大望
(
たいまう
)
を企てた時、その一味徒党には浪人ものが多かつた。これは当時の
法度
(
はつと
)
として養子といふものを禁じた結果として、甚六でない二男三男四男五男……が有り余つた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
埋め何知ぬ體に居間へ
立戻
(
たちもど
)
り居る所へ三人も歸來り
首尾
(
しゆび
)
よく地獄谷へ突落せし體を
告囁
(
つげさゝや
)
けば天忠は
點頭
(
うなづき
)
て拙僧も各々の留主に斯樣々々に
計
(
はから
)
ひたれば最早
心懸
(
こゝろがか
)
りはなし
然
(
され
)
ばとて
大望
(
たいまう
)
の
密談
(
みつだん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
今度の総選挙に堺市から打つて出た大井卜新氏は数多い議員のなかで、
唯
(
たつた
)
一人しか持てない
大望
(
たいまう
)
を抱いてゐる。大望といふのは
外
(
ほか
)
でもない、当選したら議員の最年長者として迎へられようといふのだ。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“大望”の意味
《名詞》
大 望(たいもう、たいぼう)
大きな希望。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
望
常用漢字
小4
部首:⽉
11画
“大望”で始まる語句
大望成就