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墓石
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ぼせき
ふりがな文庫
“
墓石
(
ぼせき
)” の例文
道子
(
みちこ
)
は
一晩
(
ひとばん
)
稼
(
かせ
)
げば
最低
(
さいてい
)
千
(
せん
)
五六
百円
(
ぴやくゑん
)
になる
身体
(
からだ
)
。
墓石
(
ぼせき
)
の
代金
(
だいきん
)
くらい
更
(
さら
)
に
驚
(
おどろ
)
くところではない。
冬
(
ふゆ
)
の
外套
(
ぐわいたう
)
を
買
(
か
)
ふよりも
訳
(
わけ
)
はない
話
(
はなし
)
だと
思
(
おも
)
つた。
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
彼の脚は、
墓石
(
ぼせき
)
みたいに、動こうともしなかったが、ふと、その人の顔を見ると、柘植嘉兵衛であったので、はっと
弛
(
ゆる
)
むと
山浦清麿
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
墓石
(
ぼせき
)
は戒名も読め
難
(
かね
)
る程苔蒸して、黙然として何も語らぬけれど、今
来
(
きた
)
って
面
(
まのあた
)
りに之に対すれば、何となく生きた人と
面
(
かお
)
を合せたような感がある。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
尤
(
もつと
)
も昔は
樹木
(
じゆもく
)
も茂り、一口に墓地と云ふよりも
卵塔場
(
らんたふば
)
と云ふ気のしたものだつた。が、今は
墓石
(
ぼせき
)
は
勿論
(
もちろん
)
、墓を
繞
(
めぐ
)
つた
鉄柵
(
てつさく
)
にも凄まじい火の
痕
(
あと
)
は残つてゐる。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
佐々木は建久のむかしこの磯部に城を構えて、今も停車場の南に城山の古蹟を残している位であるから、苔の
蒼
(
あお
)
い
墓石
(
ぼせき
)
は五輪塔のような形式で
殆
(
ほとん
)
ど完全に保存されている。
磯部の若葉
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
仏法僧鳥
(
ぶつぽふそう
)
を聞かうともせず、
宝物
(
はうもつ
)
も見ず、大門の砂のところからのびあがつて、奥深い幾重の山の
遙
(
はる
)
か向うに
淡路島
(
あはぢしま
)
の
横
(
よこた
)
ふのも見ようともせず、あの大名の
墓石
(
ぼせき
)
のごたごたした処を通り
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
つめたい 春の
墓石
(
ぼせき
)
といふ
墓石
(
ぼせき
)
独楽
(新字旧仮名)
/
高祖保
(著)
“墓石”の意味
《名詞》
墓のしるしに建てる石。
(出典:Wiktionary)
“墓石”の解説
墓石(ぼせき、はかいし、en: tombstoneあるいはheadstoneあるいはgravestone)とは、墓の上に設置される大きめの石や石材加工品。墓碑(ぼひ)ともいう。
(出典:Wikipedia)
墓
常用漢字
小5
部首:⼟
13画
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
“墓”で始まる語句
墓
墓地
墓所
墓場
墓参
墓詣
墓穴
墓標
墓原
墓碣