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圓明寺
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ゑんみやうじ
ふりがな文庫
“
圓明寺
(
ゑんみやうじ
)” の例文
圓明寺
(
ゑんみやうじ
)
の
杉
(
すぎ
)
が
焦
(
こ
)
げた
樣
(
やう
)
に
赭黒
(
あかぐろ
)
くなつた。
天氣
(
てんき
)
の
好
(
い
)
い
日
(
ひ
)
には、
風
(
かぜ
)
に
洗
(
あら
)
はれた
空
(
そら
)
の
端
(
は
)
ずれに、
白
(
しろ
)
い
筋
(
すぢ
)
の
嶮
(
けは
)
しく
見
(
み
)
える
山
(
やま
)
が
出
(
で
)
た。
年
(
とし
)
は
宗助
(
そうすけ
)
夫婦
(
ふうふ
)
を
驅
(
か
)
つて
日毎
(
ひごと
)
に
寒
(
さむ
)
い
方
(
はう
)
へ
吹
(
ふ
)
き
寄
(
よ
)
せた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
其内
(
そのうち
)
薄
(
うす
)
い
霜
(
しも
)
が
降
(
お
)
りて、
裏
(
うら
)
の
芭蕉
(
ばせう
)
を
見事
(
みごと
)
に
摧
(
くだ
)
いた。
朝
(
あさ
)
は
崖上
(
がけうへ
)
の
家主
(
やぬし
)
の
庭
(
には
)
の
方
(
はう
)
で、
鵯
(
ひよどり
)
が
鋭
(
する
)
どい
聲
(
こゑ
)
を
立
(
た
)
てた。
夕方
(
ゆふがた
)
には
表
(
おもて
)
を
急
(
いそ
)
ぐ
豆腐屋
(
とうふや
)
の
喇叭
(
らつぱ
)
に
交
(
まじ
)
つて、
圓明寺
(
ゑんみやうじ
)
の
木魚
(
もくぎよ
)
の
音
(
おと
)
が
聞
(
きこ
)
えた。
日
(
ひ
)
は
益
(
ます/\
)
短
(
みじ
)
かくなつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“圓明寺”の解説
圓明寺(えんみょうじ)は、愛媛県松山市和気町にある真言宗智山派の寺院。須賀山(すがざん)、正智院(しょうちいん)と号す。本尊は阿弥陀如来。四国八十八箇所第五十三番札所。近年は円明寺と表記されることが多い。
本尊真言:おん あみりた ていぜい からうん
ご詠歌:来迎の弥陀の光の圓明寺 照りそふ影は夜な夜なの月
納経印:当寺本尊、奥之院十一面観音、四国十三仏霊場勢至菩薩
(出典:Wikipedia)
圓
部首:⼞
13画
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
寺
常用漢字
小2
部首:⼨
6画
“圓”で始まる語句
圓
圓髷
圓滿
圓柱
圓形
圓朝
圓塚
圓石
圓貨
圓錐形