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古郷
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こきやう
ふりがな文庫
“
古郷
(
こきやう
)” の例文
九郎兵衞は聞て大いに悦び
我等儀
(
われらぎ
)
段々
(
だん/\
)
の
不仕合
(
ふしあは
)
せ故今は
古郷
(
こきやう
)
忘れ難く何か此上は娘お里を手前の女房になし親の
名跡
(
みやうせき
)
を立て呉と
潸々
(
さめ/″\
)
と
涙
(
なみだ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
まち
子
(
こ
)
は、いつまでもいつまでも
誰
(
たれ
)
も
何
(
なに
)
も
云
(
い
)
はなかつたら、その
青白
(
あをしろ
)
い
細
(
ほそ
)
い
葉
(
は
)
の
川柳
(
かはやなぎ
)
を
見
(
み
)
つめてゐたかもしれない。この
川柳
(
かはやなぎ
)
も
古郷
(
こきやう
)
に
多
(
おほ
)
い。
追憶
(旧字旧仮名)
/
素木しづ
(著)
僅
(
わづか
)
な
收入
(
しうにふ
)
は
母
(
はゝ
)
の
給養
(
きふやう
)
にも
供
(
きよう
)
せねばならず、
彼
(
かれ
)
は
遂
(
つひ
)
に
此
(
こ
)
の
生活
(
せいくわつ
)
には
堪
(
た
)
へ
切
(
き
)
れず、
斷然
(
だんぜん
)
大學
(
だいがく
)
を
去
(
さ
)
つて、
古郷
(
こきやう
)
に
歸
(
かへ
)
つた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
請取
(
うけとり
)
頓
(
やが
)
て
古郷
(
こきやう
)
へ急ぎける
斯
(
かく
)
て山路に掛り小松原を急ぐ程に身には荒布の如き半纏を
纏
(
まと
)
ひし雲助二人一里
塚
(
づか
)
の邊より諸共に出て前後より傳吉を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
屆
(
とゞ
)
け呉よとの
遺言
(
ゆゐごん
)
も有之に付其後村方の
飛脚
(
ひきやく
)
序
(
ついで
)
に九郎兵衞の在所を尋
逢
(
あひ
)
同人御殿場にて
養
(
やしな
)
ひし娘里諸共
古郷
(
こきやう
)
へ引取候と申ければ大岡殿には
父
(
ちゝ
)
なき後は伯父を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
郷
常用漢字
小6
部首:⾢
11画
“古”で始まる語句
古
古今
古渡
古河
古市
古風
古家
古物
古文書
古代