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受合
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うけあひ
ふりがな文庫
“
受合
(
うけあひ
)” の例文
示教を仰ぐの、乞ふのといふ奴に限りて、いで
其
(
その
)
識者といふものゝ
真
(
まこと
)
に出現すとも、一向言ふ事をきかぬは
受合
(
うけあひ
)
也。
青眼白頭
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
突
(
つ
)
き
仰
(
おほせ
)
御道理
(
ごもつとも
)
では御座りますれど先から好みし
縁談
(
えんだん
)
ならず此方よりして若旦那が
見染
(
みそめ
)
て無理に
貰
(
もら
)
ひに行き此
管伴
(
ばんたう
)
の目の黒い中に如何なる事ありとも
離縁
(
りえん
)
はされぬと
受合
(
うけあひ
)
しを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
さういふモデルの給金や、さうした女たちの性行なぞについて聞くことは、おくみには珍らしかつた。一寸した
受合
(
うけあひ
)
もので、椅子に
倚
(
よ
)
りかゝつてうたゝ寝をしてゐる顔を画いてゐるのだと言はれる。
桑の実
(新字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
その
頃
(
ころ
)
には
皆〻
(
みな/\
)
うち
寄
(
よ
)
つて
笑
(
わら
)
ひたきもの、とて
此金
(
これ
)
を
受合
(
うけあひ
)
ける。
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
二十錢の
代價
(
だいか
)
で
再
(
ふたゝ
)
び
君
(
きみ
)
の
傍
(
かたはら
)
に
還
(
かへつ
)
て來ること
受合
(
うけあひ
)
だと言ふ。
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
と
何
(
なに
)
につけても
忍
(
しの
)
ばるゝは
又
(
また
)
彼
(
か
)
の
人
(
ひと
)
の
事
(
こと
)
なりしが
思
(
おも
)
ひきや
孃
(
じよう
)
さま
明日今日
(
きのふけふ
)
のお
物思
(
ものおも
)
ひ
命
(
いのち
)
にかけてお
慕
(
した
)
ひなさるゝ
主
(
ぬし
)
はと
問
(
と
)
へば
杉原
(
すぎはら
)
三
郎
(
らう
)
どのとや
三輪
(
みわ
)
の
山本
(
やまもと
)
しるしは
無
(
な
)
けれど
尋
(
たづ
)
ぬる
人
(
ひと
)
ぞと
知
(
し
)
る
悲
(
かな
)
しさ
御存
(
ごぞん
)
じ
無
(
な
)
ければこそ
召使
(
めしつか
)
ひの
我
(
わ
)
れふし
拜
(
をが
)
みてのお
頼
(
たの
)
み
孃
(
ぢやう
)
さま
不憫
(
いとし
)
やと
思
(
おも
)
はぬならねど
彼
(
か
)
の
人
(
ひと
)
何
(
なん
)
として
取持
(
とりも
)
たるべき
受合
(
うけあひ
)
ては
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
受
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“受合”で始まる語句
受合人