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兵
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ひょう
ふりがな文庫
“
兵
(
ひょう
)” の例文
(いよいよ
此奴
(
こやつ
)
を!)と日置正次、引きしぼり保った十三
束三伏
(
ぞくみつぶせ
)
、
柳葉
(
やなぎは
)
の箭先に胸板を狙い、やや間近過ぎると思いながらも、
兵
(
ひょう
)
ふっとばかり切って放した。
弓道中祖伝
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
矢比
(
やごろ
)
を測つて
兵
(
ひょう
)
と放てば。
竄点
(
ねらい
)
誤たず、
他
(
かれ
)
が右の
眼
(
まなこ
)
に
篦深
(
のぶか
)
くも
突立
(
つった
)
ちしかば、さしもに
猛
(
たけ
)
き黄金丸も、何かは
以
(
もっ
)
てたまるべき、
忽
(
たちま
)
ち
撲地
(
はた
)
と倒れしが四足を
悶掻
(
もが
)
いて
死
(
しん
)
でけり。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
うそが多くてずるく立ち回ることを、わたしの郷里のほうではごまをすると言いますが、だれのいたずらからか、この兵次郎さんには「ごま
兵
(
ひょう
)
さん」というあだ名がついていました。
力餅
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
何と、
雪白
(
せっぱく
)
裸身の美女を、
梢
(
こずえ
)
に
的
(
まと
)
にした
面影
(
おもかげ
)
であらうな。松平大島守
源
(
みなもと
)
の
何某
(
なにがし
)
、矢の根にしるして、例の
菊綴
(
きくとじ
)
、
葵
(
あおい
)
の
紋服
(
もんぷく
)
、きり/\と絞つて、
兵
(
ひょう
)
と
射
(
い
)
たが、射た、が。射たが、
薩張
(
さっぱり
)
当らぬ。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
途
(
みち
)
すがら
只
(
と
)
ある森の木陰を
過
(
よぎ
)
りしに、忽ち
生茂
(
おいしげ
)
りたる木立の
中
(
うち
)
より、
兵
(
ひょう
)
ト音して飛び来る矢あり。心得たりと黄金丸は、身を
捻
(
ひね
)
りてその矢をば、
発止
(
はっし
)
ト牙に
噬
(
か
)
みとめつ、矢の来し
方
(
かた
)
を
佶
(
きっ
)
ト見れば。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
“兵”の解説
軍隊用語としての兵(へい)は、軍隊の階級区分の一。字義については語源を参照。
(出典:Wikipedia)
兵
常用漢字
小4
部首:⼋
7画
“兵”を含む語句
兵士
水兵
兵糧
大兵
兵部大輔
小兵
軍兵
雑兵
権兵衛
角兵衛獅子
兵法
兵部少輔
竜騎兵
五郎兵衛
兵衞
兵衛
兵粮
砲兵工廠
兵卒
徴兵
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