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何方
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どこ
ふりがな文庫
“
何方
(
どこ
)” の例文
何方
(
どこ
)
の蕎麦屋へでも早く往って
大蒸籠
(
おおぜいろ
)
か何かそう云って来な、駈け出して往って来い、コヽ
跣足
(
はだし
)
で往け、へい申し旦那
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
敷台までも下りず突立ちながら、用事なら庫裡の方へ廻れ、と
情無
(
つれな
)
く云ひ捨てゝ障子ぴつしやり、後は
何方
(
どこ
)
やらの
樹頭
(
き
)
に啼く
鵯
(
ひよ
)
の声ばかりして音もなく響きもなし。
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
背後
(
うしろ
)
から若い武士が追って来る、行手には二人の武士がいる。
何方
(
どこ
)
へ走ろうかと躊躇したらしい。
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
『オヤ野村さんぢやなくつて? マア
何方
(
どこ
)
へ
行
(
いら
)
つしやるの?』と女に呼掛けられた。
病院の窓
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
お前みたやうのが百人
中間
(
なかま
)
に有たとて
少
(
ちつ
)
とも嬉しい事は無い、着きたい方へ
何方
(
どこ
)
へでも着きねへ、己れは人は頼まない
真
(
ほん
)
の腕ッこで一度龍華寺とやりたかつたに、
他処
(
よそ
)
へ行かれては仕方が無い
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
冷
(
ひや
)
して
戰
(
ふる
)
ひ居たり此
時
(
とき
)
原田は三間町の虎松に向ひ其
脇差
(
わきざし
)
は
那
(
あ
)
の林藏より
買取
(
かひとり
)
しに相違
無
(
なき
)
やと有に虎松ハイ
仰
(
おほ
)
せの通り
右
(
みぎ
)
林藏の手より
買
(
かひ
)
取しに相違御座りません原田
是
(
これ
)
や林藏
今
(
いま
)
虎松が申す通り相違
無
(
なき
)
や
而
(
して
)
其脇差は
何方
(
どこ
)
から
買
(
かひ
)
取た
眞直
(
まつすぐ
)
に申立よ
僞
(
いつは
)
ると汝ぢが
爲
(
ため
)
に成ぬぞと
威
(
おど
)
され林藏は
恐
(
おそ
)
る/\手に取上て
能々
(
よく/\
)
視畢
(
みをは
)
り成程此脇差は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
お
前
(
まへ
)
みたやうのが百
人
(
にん
)
中間
(
なかま
)
に
有
(
あつ
)
たとて
少
(
ちつ
)
とも
嬉
(
うれ
)
しい
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
い、
着
(
つ
)
きたい
方
(
はう
)
へ
何方
(
どこ
)
へでも
着
(
つ
)
きねへ、
己
(
お
)
れは
人
(
ひと
)
は
頼
(
たの
)
まない
眞
(
ほん
)
の
腕
(
うで
)
ッこで一
度
(
ど
)
龍華寺
(
りうげじ
)
とやりたかつたに、
他處
(
よそ
)
へ
行
(
ゆ
)
かれては
仕方
(
しかた
)
が
無
(
な
)
い
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
『貴方お一人で
何方
(
どこ
)
へ?』
病院の窓
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“何方”で始まる語句
何方様
何方付
何方側
何方樣
何方迄