“もぐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:モグ
語句割合
92.5%
6.5%
0.5%
藻繰0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その途端に確かに書斎から人の出て来るような気配がしたの。あたし震え上がっちゃったわ。床の中へもぐり込んで蒲団をかぶっていたの。
ニッケルの文鎮 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
で、はて亭主ていしゆが、のみけるためののみつて、棕櫚しゆろ全身ぜんしんまとつて、素裸すつぱだかで、寢室しんしつえんしたもぐもぐり、一夏ひとなつのうちに狂死くるひじにをした。——
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あいちやんはやはらかいこずゑけて、其首そのくびみ、半圓はんゑんえがきながらたくみに青葉あをばなかもぐらうとしました、あいちやんは此時このときまで、たゞ頂上てうじやうにのみあるものだとおもつてゐました
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
夜半よはの寒さに身震ひして寢床の中へ藻繰もぐり込んで、燈火を消した。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)