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べんけいじま
ふりがな文庫
“べんけいじま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
弁慶縞
81.8%
辨慶縞
18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弁慶縞
(逆引き)
「お前が徒刑場で使っていたあの
弁慶縞
(
べんけいじま
)
の編みズボンつりを、お前は覚えていないか。」
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
民子は今日を別れと思ってか、髪はさっぱりとした
銀杏返
(
いちょうがえ
)
しに薄く化粧をしている。
煤色
(
すすいろ
)
と紺の細かい
弁慶縞
(
べんけいじま
)
で、羽織も長着も同じい
米沢紬
(
よねざわつむぎ
)
に、品のよい
友禅縮緬
(
ゆうぜんちりめん
)
の帯をしめていた。
野菊の墓
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
べんけいじま(弁慶縞)の例文をもっと
(9作品)
見る
辨慶縞
(逆引き)
切りて
迯行
(
にげゆき
)
候と申けるに奧田殿
扨々
(
さて/\
)
夫
(
それ
)
は
惜
(
をし
)
き事なり然らば切たる袖は後の證據とならん是へとて右の袖を見らるゝに
辨慶縞
(
べんけいじま
)
の
單物
(
ひとへもの
)
古
(
ふる
)
きを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
おつぎが
洗
(
あら
)
ひ
曝
(
ざら
)
しの
袷
(
あはせ
)
を
棄
(
す
)
てゝ
辨慶縞
(
べんけいじま
)
の
單衣
(
ひとへ
)
で
出
(
で
)
るやうに
成
(
な
)
つてからは
一際
(
ひときは
)
人
(
ひと
)
の
注目
(
ちうもく
)
を
惹
(
ひ
)
いた。
例
(
れい
)
の
赤
(
あか
)
い
襷
(
たすき
)
が
後
(
うしろ
)
で
交叉
(
かうさ
)
して
袖
(
そで
)
を
短
(
みじか
)
く
扱
(
こき
)
あげる。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
おつぎは
出
(
で
)
る
時
(
とき
)
に
吹消
(
ふつけし
)
たブリキの
手
(
て
)
ランプを
點
(
つ
)
けて、まだ
容子
(
ようす
)
がはき/\としなかつた。
勘次
(
かんじ
)
は
先刻
(
さつき
)
の
風呂敷包
(
ふろしきづゝみ
)
を
解
(
と
)
いた。
小
(
ちひ
)
さく
疊
(
たゝ
)
んだ
辨慶縞
(
べんけいじま
)
の
單衣
(
ひとへ
)
が
出
(
で
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
面倒に思ひつゝ足に
任
(
まか
)
せて
歩行
(
あゆみ
)
ける此金兵衞の
行裝
(
こしらへ
)
は
辨慶縞
(
べんけいじま
)
の越後縮の
帷子
(
かたびら
)
に
銀拵
(
ぎんごしら
)
への大脇差し落し差に差て
菅笠
(
すげがさ
)
深
(
ふか
)
く
打冠
(
うちかぶ
)
り鷲の宮迄來りける
爰
(
こゝ
)
に畔倉重四郎は此頃
續
(
つゞ
)
く不仕合に
勝負
(
しようぶ
)
の資本薄ければ
忽然
(
たちまち
)
惡心
(
あくしん
)
發
(
はつ
)
し鴻の巣の金兵衞が大いに
勝
(
かつ
)
て
在所
(
ざいしよ
)
へ立歸るを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
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(2作品)
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