“びやうにん”の漢字の書き方と例文
語句割合
病人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「野田(のだ)へは知(し)らせてくれめえか」と聞(き)いた。勘次(かんじ)も近所(きんじよ)の者(もの)も卯平(うへい)へ知(し)らせることも忘(わす)れて只(たゞ)苦惱(くなう)する病人(びやうにん)を前(まへ)に控(ひか)へて困(こま)つて居(ゐ)るのみであつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
お暇(いとま)ともならば彌々(いよ/\)病人(びやうにん)の伯父(おぢ)に心配(しんぱい)をかけ、痩世帶(やせせたい)に一日の厄介(やくかい)も氣(き)の毒(どく)なり、其内(そのうち)にはと手紙(てがみ)ばかりを遣(や)りて、身(み)は此處(こゝ)に心(こゝろ)ならずも日(ひ)を送(おく)りける。
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
明(あか)るい燈火(ともしび)の下(した)に三人(さんにん)が待設(まちまう)けた顏(かほ)を合(あ)はした時(とき)、宗助(そうすけ)は何(なに)よりも先(ま)づ病人(びやうにん)の色澤(いろつや)の回復(くわいふく)して來(き)た事(こと)に氣(き)が付(つ)いた。立(た)つ前(まへ)よりも却(かへ)つて好(い)い位(くらゐ)に見(み)えた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)