“びょうにん”の漢字の書き方と例文
語句割合
病人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吉原よしわらだといやァ、豪勢ごうせいびゃァがるくせに、谷中やなか病人びょうにんらせだといて、馬鹿ばかにしてやがるんだろう。伝吉でんきちァただの床屋とこやじゃねえんだぜ。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
わたくしはついふらふらとあがりましたが、不思議ふしぎにそれっきり病人びょうにんらしい気持きもちせてしまい、同時どうじ今迄いままでいてあった寝具類しんぐるいけむりのようにえてしまいました。
病院びょういんです、もううから貴方あなたにもいただきたいとおもっていましたのですが……みょう病人びょうにんなのです。』
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)