“やまうど”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヤマウド
語句割合
山独活55.0%
病人35.0%
山人10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「赤城の山独活やまうどの漬です。お摘み下さい。新しくおけから出すと香気は高いのですが、相憎あいにくと、勝手の人間が誰も居らんもので——」
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
まじまじと日向ひなたもとむる病人やまうどなやましく
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
思えば老助七などは、こうした谷間に生をうけて、若い時から危険ななりわいばかり営んで来たせいもあるか、一概に「山人やまうど」という時、想像するのもむずかしいような、一種の神経質にできている。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)