“さんじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山神62.5%
山人18.8%
三心6.3%
散人6.3%
散陣6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
餓鬼がきが死んでくれたんで、まあ助かったようなもんでさあ。山神さんじんたたりには実際恐れをしていたんですからね」
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
漣山人さゞなみさんじん此頃このごろ入社したので、かね一六翁いちろくおう三男さんなん其人そのひと有りとは聞いてたが、顔を見た事も無かつたのであつた所、社員のうち山人さんじんる者が有つて
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
といって三心さんじんの事を説いて聞かせると、四郎が
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
荷風散人さんじんしるす
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
退がいを吹かせて、思い思いな散陣さんじんのまま、三井寺のいらかへも恟々きょうきょうと気をくばりながら、山科辺やましなへんまで引きあげた。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)