“でんぱう”の漢字の書き方と例文
語句割合
電報100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『でも、らしてだけははういんですのよ、ようとおも氣持きもちがありさへしたら、すぐにてくれるかもしれませんからね、ね、電報でんぱうちませうね?』
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)
佐伯さへきから電報でんぱうつて、ひさりに出京しゆつきやうした宗助そうすけは、葬式さうしきましたうへうち始末しまつをつけやうおもつて段々だん/\調しらべてると、るとおもつた財産ざいさん案外あんぐわいすくなくつて
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ところで——ちゝの……危篤きとく……生涯しやうがい一大事いちだいじ電報でんぱうで、とし一月いちぐわつせついまだ大寒たいかんに、故郷こきやう駈戻かけもどつたをりは、汽車きしやをあかして、敦賀つるがから、くるまだつたが、武生たけふまででれた。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)