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たをやか
語句 | 割合 |
裊 | 40.0% |
妖娟 | 20.0% |
嫋 | 20.0% |
嬝娜 | 20.0% |
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彼は
優れて美なり。
乳の如き色の顔は燈火に映じて
微紅を
潮したり。手足の
繊く
裊なるは、貧家の
女に似ず。老媼の
室を出でし跡にて、少女は少し
訛りたる言葉にて云ふ。
まつたそが中の
御厨子の本尊、
妖娟なる天女の姿、匂ひやかなる雪の肌、
消たば消ちなむ
目見の霞……造りも造りたる偽の御堂よな。
頸から
肩と
思ふあたり、ビクツと
手応がある、ふつと、
柔く
軽く、つゝんで
抱込む
胸へ、
嫋さと
気の
重量が
掛るのに、アツと
思つて、
腰をつく。