“なよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
55.0%
15.0%
名寄5.0%
名誦5.0%
奈世5.0%
嫋婉5.0%
5.0%
馴寄5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして鼻のあなの正しい輪廓にも、高貴な生れを示すなよやかさと誇らしさとが見えてゐる。
クラリモンド (新字旧仮名) / テオフィル・ゴーチェ(著)
くもなよらにぬかづきて
茴香 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
芸妓の名寄なよせを取って見ると六百名ばかり居る。
阿嬭兒ちきやうだい名誦なよみあげて
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
奈世なよを供にして海岸なぞへゆくと、挨拶あいさつしてくれる者も居たし、海は変わりなく爽やかで、山の形も樹々の姿も、変わった人心とは違い、昔のままにわしを迎えてくれる。
(新字新仮名) / 富田常雄(著)
俺を抱き、俺に枕を貸したあの嫋婉なよやかな腕は、いまはことごとく肉崩れ落ち、水にさらされた一本の白い腕骨にすぎぬ。
湖畔 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ちりづかのかげのなよぐさ
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
わが泣けば馴寄なより水
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)