“なよせ”の漢字の書き方と例文
語句割合
名寄100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余二十年前丸山氏の家に遊笻いうきようをとゞめし時、祖父が宝暦の頃の著述ちよじゆつ也とて、越後名寄なよせといふしよを見せられしに、三百巻自筆じひつ写本しやほん也。名寄とはあれど越後の風土記ふどきなり。
(首を振り夢中になり唄う)これは世間の女房の名寄なよせ。おきさき様には政所まんどころ、北の方には御台みだい様、奥方ご新造ご内室、おかみさんにはお内方うちかた嬶左衛門内かかあざえもんうちの奴(坐り込む)馬鹿だね、あははははは。
瞼の母 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)