“じやうしよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
情緒71.4%
穰苴14.3%
上書14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かく僕にも手紙を寄せた女性の読者のゐることは疑ふべからざる事実である。が、彼等は僕に対するや、水上みなかみ君に対するやうに纏綿てんめんたる情緒じやうしよを示したことはない。
変遷その他 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
すでにして大夫たいふ鮑氏はうしかうこくぞくこれみ、景公けいこうしんす。景公けいこう穰苴じやうしよ退しりぞく。しよやまひはつしてす。田乞でんきつ田豹でんへうこれつてかうこくうらむ。
晏嬰あんえいすなは田穰苴でんじやうしよすすめていはく、『穰苴じやうしよ田氏でんし(四)庶孽しよげつなりといへども、しかれども其人そのひとぶんしうけ、てきおどす。ねがはくはきみこれこころみよ』
これに反して経史子集のまさに刻すべくして未だ刻せられざるものは、その幾何いくばくなるを知らない。世に伝ふる所の松崎慊堂かうだう天保十三年の上書じやうしよがある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
わたくしは正弘の蘭方を排したのは、榛軒に聴いたのではなからうかと以為おもふ。めぐむさんの蔵する所の榛軒の上書じやうしよがある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)