“うはがき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上書66.7%
表書33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お手紙（てがみ）の上書（うはがき）で覺（おぼ）えましたの……下郎（げらう）は口（くち）のさがないもんですわね。」と又（また）微笑（びせう）す。
艶書 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
「その手紙は中は白紙でも、上書（うはがき）があるだらう。筆跡に心覺えはないのか」
銭形平次捕物控：119 白紙の恐怖 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)
それも氣の置けぬ大阪の知り合ひの許へ送つて、其處から弟の手で表書（うはがき）をして、男の名で小池へ宛てゝ出さねばならぬのであつたが、其の長手紙には
兵隊の宿 (旧字旧仮名) ／ 上司小剣(著)
「其の表書（うはがき）なア、福島磯といふのを知つてるのが不思議でなりまへんのや。」
鱧の皮 (旧字旧仮名) ／ 上司小剣(著)