“うわが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上書66.7%
上掛16.7%
表書16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこに居あわせた手代どもがその封書の上書うわがきをみると、和泉屋市兵衛様、弥左衛門としるしてあった。
探偵夜話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
いつもそれへ女が腰を掛けると、その足下あしもとに男は横になっている。一枚の暖かい、鼠色ねずみいろの毛布を持って来て、それを敷物にも上掛うわがけにもするのである。そこに横になって頭を女のひざの上に載せている。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)
封筒の表書うわがきは上等の唐墨で、筆跡も書家風というよりは、古法になずまないインテリ風で、中の文句に至っては、決して気違いや不良少年の仕業しわざではありません。
笑う悪魔 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)