“しよい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
處爲50.0%
所爲50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空蝉うつせみなかすてヽおもへば黒染すみぞめそでいろかへるまでもなく、はなもなし紅葉もみぢもなし、たけにあまる黒髮くろかみきりはらへばとてれは菩提心ぼだいしん人前ひとまへづくりの後家ごけさまが處爲しよいぞかし
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
かれるをやがり、あやされヽばくとおなじく、何故なぜ其人そのひとはずりとて格別かくべつあだをしてこまらせんなどヽねんりしくさでもなく、まこと世間せけんずのわがまヽからおこりし處爲しよいなれば
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
なんゆえにこの裝飾品そうしよくひんうばふはたん斬取強盜きりどりごうとう所爲しよいにしていやしくも理論りろんかまへたる大學生だいがくせいすべからざるところなるをわすれしか、是等の凡ての撞着、是等の凡ての調子はづれ、是等の凡ての錯亂
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)