“くわんこうば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勧工場64.3%
勸工場14.3%
勸工塲14.3%
觀工場7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芝居や勧工場くわんこうばがあつて、堺では一番繁華な所になつて居るのです。小学校の横を半町も東へ行きますと寺町てらまちへ出ます。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
宗助そうすけ例刻れいこくかへつてた。神田かんだとほりで、門並かどなみはたてゝ、もうくれ賣出うりだしをはじめたことだの、勸工場くわんこうば紅白こうはくまくつて樂隊がくたい景氣けいきけさしてゐることだのをはなししたすゑ
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
いま何處どこうちつて、お内儀かみさんも御健勝おまめか、小兒ちツさいのも出來できてか、いまわたしをりふし小川町をがはまち勸工塲くわんこうば見物ゆきまする度々たび/\もとのおみせがそつくり其儘そのまゝおな烟草店たばこみせ能登のとやといふにつてまするを
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
だから宗助そうすけさびしみはたんなる散歩さんぽ觀工場くわんこうば縱覽じゆうらんぐらゐところで、つぎ日曜にちえうまでうかうか慰藉ゐしやされるのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)