“かがく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
科学30.8%
化学15.4%
下学15.4%
華岳7.7%
化學7.7%
家学7.7%
科學7.7%
花萼7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
怪物かいぶつでなくて、なんだろう? 科学かがく発達はったつした、いまの世の中に、東洋とうよう忍術使にんじゅつつかいじゃあるまいし、姿すがたがみえない人間にんげんがいるなんて、これは、たしかにへんだ。奇怪きかいだ!
おまえはおまえの切符きっぷをしっかりもっておいで。そして一しんに勉強べんきょうしなけぁいけない。おまえは化学かがくをならったろう、水は酸素さんそ水素すいそからできているということを知っている。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
それはそれとして正岡君のごときは孔子のいわゆる下聞かぶんを恥じず下学かがくして上達すてきの人でごく低い程度から始めて、徐々に高処にじ、ついにその絶頂に達し、ひとみを四顧に放ち
子規と和歌 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
その不落をほこる城楼も巍峨ぎがたる姿だが、さすが霊山の華岳かがくはもっと神々しい。仙掌せんしょうノ峰、雲台ノてらおのをならべたような石峰。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
華岳かがくの中院、雲台観うんだいかん(道教寺)の前に、忽然こつねんと、雲から降りて来たような男が立って、こう大声告げて去った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
火山毛かざんもう成因せいゝん一應いちおう説明せつめいようする。讀者どくしや化學かがくまた物理學ぶつりがく實驗じつけんおいて、硝子管がらすくだかしながらきゆうきちぎると、くだはしほそいとくことを實驗じつけんせられたことがあるであらう。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
安政三年丙辰へいしん 七月、家学かがくを教授す〔松下村塾しょうかそんじゅく成る〕。七月、米国総領事ハリス来る。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
このやま琵琶湖びはことも一夜いちやにして出來できたなどといふのは、科學かがくらなかつたひとのこじつけであらうが、富士ふじわか火山かざんであることには間違まちがひはない。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
花冠の美しさだけでなくて花萼かがくから葉から茎までが言葉では言えないような美しい色彩の配合を見せていたように思う。
糸車 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)