“えんそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
塩噌33.3%
艶姐16.7%
遠祖16.7%
偃鼠8.3%
怨詛8.3%
鹽噌8.3%
鹽素8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新「行くったって三両ばかりじゃア、塩噌えんそに足りねえといけねえ、蚊帳もついでに持って行って質に入れ様じゃアねえか」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
腰帯を〆めてふくらみたる胸のきぬを下に推下おしさげたる後、ちゝの下に結ぶもの下〆したじめなり、品類は大抵同じ、これも外には見えざるなり、近頃花柳くわりう艶姐えんそ、経済上
当世女装一斑 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
こう、ひたむきに決心した。功名も望まず栄誉も願わず、遠祖えんそ橘諸兄公たちばなのもろえこう以来の、忠心義胆が血となり涙となって、皇家へ御奉公仕ろうと、そう決心したのであった。
赤坂城の謀略 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
偃鼠えんそに似た、暗い憶ひ出と一緒に。
(新字旧仮名) / 高祖保(著)
倉本某方の左手にある銀杏いちょうの大樹の下に毎夜年若き幽霊立ち現れて、なにごとか怨詛えんそするさまものすごく、だれも見たり彼も出逢えりと言い触らし一時大評判となった。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
あはれみてやめぐむともなきめぐみによくして鹽噌えんそ苦勞くらうらずといふなるそはまた何處いづこれなるにやさてあやしむべくたつとむべき此慈善家このじぜんか姓氏せいしといはず心情しんじやうといはず義理ぎりしがらみさこそとるはひとりおたか乳母うばあるのみしのび/\のみつぎのものそれからそれと人手ひとで
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
火山かざん噴出物ふんしゆつぶつ固體こたいほかおほくの氣體きたいがある。水蒸氣すいじようき勿論もちろん炭酸瓦斯たんさんがす水素すいそ鹽素えんそ硫黄いおうからなる各種かくしゆ瓦斯がすがあり、あるものはえてあをひかりしたともいはれてゐる。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)