“みおや”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ミオヤ
語句割合
御祖31.8%
祖先22.7%
13.6%
御親13.6%
御母9.1%
父祖4.5%
遠祖4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「十三日。下賀茂御祖みおや神社へ参る。(中略。)上賀茂別雷わきいかづち大神宮へ参る。(中略。)門の前の堺屋にて酒を飲む。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
父親は太郎からそれを聞いて、「他よりあらわれなば、この家をもたやされん、みおやため子孫のちの為には、不孝の子一人おしからじ、あすは訴えでよ」と云って大宮司だいぐじもとへ訴えさした。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
聖書だく子人の御親みおやの墓に伏して弥勒みろくの名をば夕に喚びぬ
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
氏々のかみの家囲ひをあらかた石にしてしまつた頃になつて、天真宗豊祖父尊様あめまむねとよおほぢのみことさまがおかくれになり、御母みおや 日本根子天津御代豊国成姫大尊様やまとねこあまつみよとよくになすひめのおほみことさまがお立ち遊ばし、四年目には、奈良都に宮遷しがあつた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
父祖みおやの遠い歴史を物語つてくれたのかも知れないけれど、この耳に聞いた覚えもないほどに、きれいに忘れてしまつた。
春泥:『白鳳』第一部 (新字旧仮名) / 神西清(著)
遠祖みおやらの功名いさををゆめむ
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)