“あひる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
家鴨81.1%
15.6%
泥鴨0.8%
0.8%
鵞鳥0.8%
0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
運河には石の眼鏡橋。橋には往来の麦稈帽子。——たちまち泳いで来る家鴨あひるの一むれ。白白と日に照つた家鴨の一むれ。
長崎 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
むかしとも山野さんや獵暮かりくらして、あやまつ農家ひやくしやうや家鴨あひる射殺ゐころして
その跡へ一同続いて、丁度村の子供の跡に付いて、あひるが行列をして行くやうに、一人一人跡先に並んで行くのですね。
井戸端に遊んでいたあひるが四羽ばかり口嘴くちばしそろえて、私の方へ「ぐわアぐわア」と鳴いて来ました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
で、夕暮のぜんの上の酒はおびただしく量を加えて、泥鴨あひるごとく酔って寝た。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
この世の中に、旧式の丸髷まるまげ泥鴨あひるのような歩き振、温順と貞節とよりほかに何物をも有せぬ細君に甘んじていることは時雄には何よりも情けなかった。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
とりあひるが落ち合うて、
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
池の鵞鳥あひるばかりガアガアいて、ここの蒸饅頭は一こう人も振り向かない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、白いあひるの羽を一本ずつ手渡した。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)