“あひる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
家鴨79.4%
鶩15.4%
鴨1.5%
泥鴨0.7%
家鶏0.7%
鵞0.7%
鵞鳥0.7%
鷲0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
または藝者や素敵な美人や家鴨(あひる)……引ツ括(くる)めていふと、其等の種々の人や動物や出來事が、チラリ、ホラリと眼に映ツてそして消えた。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
一体浪花節語(なにはぶしかた)りは、首を縊(し)められた鶩(あひる)のやうに、一生に一度出せばよい声を、ざらに絞り出すので誰でもが病的になつてしまふ。
其書(しよ)を借(か)りえてよみしに、○塔不剌(たふふら)とありて注(ちゆう)に○葱(ねぎ)○椒(さんしよ)○油○醤(ひしほ)を熬(いりつけ)、後(あと)より鴨(あひる)或は雞○鵞(が)をいれ、慢火(ぬるひ)にて養熟(しあげる)とあり。
この世の中に、旧式の丸髷(まるまげ)、泥鴨(あひる)のような歩き振、温順と貞節とより他(ほか)に何物をも有せぬ細君に甘んじていることは時雄には何よりも情けなかった。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
で、夕暮の膳(ぜん)の上の酒は夥(おびただ)しく量を加えて、泥鴨(あひる)の如(ごと)く酔って寝た。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
漢庭の女官を乗せたところの、百両の戦車がその後からつづいてそうしてその後からは糧秣(りょうまつ)の小荷駄が、牛だの豚だの家鶏(あひる)だのの、家畜の群と共に従って来た。
沙漠の美姫 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
雞(とり)と鵞(あひる)が落ち合うて
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
武大(ぶだ)はいつもの公園に出て、蒸饅頭(むしまんじゅう)の蒸籠店(せいろうみせ)をひろげていた。陽(ひ)も午(ひる)さがりの頃である。池の鵞鳥(あひる)ばかりガアガア啼(な)いて、ここの蒸饅頭は一こう人も振り向かない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、白い鷲(あひる)の羽を一本ずつ手渡した。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)