“泥鴨”の読み方と例文
読み方割合
あひる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この世の中に、旧式の丸髷まるまげ泥鴨あひるのような歩き振、温順と貞節とよりほかに何物をも有せぬ細君に甘んじていることは時雄には何よりも情けなかった。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
で、夕暮のぜんの上の酒はおびただしく量を加えて、泥鴨あひるごとく酔って寝た。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)