“しゃも”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シャモ
語句割合
軍鶏91.5%
家鴨2.1%
軍雞2.1%
軍鷄2.1%
闘鶏2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「親方ンとこの、いえ親方ったって私の伯父貴なんだけれどね、そこの煤掃き手伝いにゆくとあとで軍鶏しゃもで一杯飲ましてくれるんです」
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
春「まアい、仕方がないが、家鴨しゃもばかりでは喰えねえ、向河岸むこうがしへ往って何かさかなを取って来たまえ」
甲女「叶屋でどじょう玉子軍雞しゃもも出来ます、醤油味淋もございます」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
さういふ中に主婦だけが、軍鷄しゃものやうなキイ/\声で、ポンと膝を叩いたり、煙管を握つた手を振り廻して、誰にも劣らず喋つてゐる。
古都 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
珠運とか云う小二才はおのれだななま弱々しい顔をしてよくもお辰を拐帯かどわかした、若いには似ぬ感心なうでしかし若いの、闘鶏しゃもの前では地鶏じどりはひるむわ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)