鵞鳥あひる)” の例文
武大ぶだはいつもの公園に出て、蒸饅頭むしまんじゅう蒸籠店せいろうみせをひろげていた。ひるさがりの頃である。池の鵞鳥あひるばかりガアガアいて、ここの蒸饅頭は一こう人も振り向かない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)