トップ
>
高尾
>
たかお
ふりがな文庫
“
高尾
(
たかお
)” の例文
高尾
(
たかお
)
の
奥院
(
おくのいん
)
にかくれている、
加賀見忍剣
(
かがみにんけん
)
どのという者にわたせばよい。その忍剣はこの鷲のすがたを毎日待ちこがれているであろう。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「色と意気地を立てぬいて、
気立
(
きだて
)
が
粋
(
すい
)
で」とはこの事である。かくして
高尾
(
たかお
)
も
小紫
(
こむらさき
)
も出た。「いき」のうちには
溌剌
(
はつらつ
)
として武士道の理想が生きている。
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
駒形は江戸の名所の中でも有名であることは誰も知るところ……何代目かの遊女
高尾
(
たかお
)
の句で例の「君は今駒形あたりほとゝぎす」というのがありますが、なるほど
幕末維新懐古談:12 名高かった店などの印象
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
『
愛宕
(
あたご
)
』『
高尾
(
たかお
)
』『
摩耶
(
まや
)
』『
鳥海
(
ちょうかい
)
』『
那智
(
なち
)
』級四隻もいる。『
加古
(
かこ
)
』もいる。『
青葉
(
あおば
)
』もいる。
昭和遊撃隊
(新字新仮名)
/
平田晋策
(著)
京都に着いて三日目に、
高尾
(
たかお
)
槇尾
(
まきのお
)
栂尾
(
とがのお
)
から
嵐山
(
あらしやま
)
の秋色を愛ずべく、一同車を
連
(
つら
)
ねて上京の姉の家を出た。
堀川
(
ほりかわ
)
西陣
(
にしじん
)
をぬけて、
坦々
(
たんたん
)
たる白土の道を西へ走る。丹波から吹いて来る風が寒い。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
伝右衛門は、こう云う前置きをして、それから、内蔵助が
濫行
(
らんこう
)
を尽した一年前の
逸聞
(
いつぶん
)
を、長々としゃべり出した。
高尾
(
たかお
)
や
愛宕
(
あたご
)
の紅葉狩も、
佯狂
(
ようきょう
)
の彼には、どのくらいつらかった事であろう。
或日の大石内蔵助
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
三
浦屋
(
うらや
)
の
高尾
(
たかお
)
がどれほど
綺麗
(
きれい
)
だろうが、
楊枝見世
(
ようじみせ
)
のお
藤
(
ふじ
)
がどんなに
評判
(
ひょうばん
)
だろうが、とどのつまりは、みめかたちよりは、
女
(
おんな
)
の
匂
(
におい
)
に
酔
(
よ
)
って
客
(
きゃく
)
が
通
(
かよ
)
うという
寸法
(
すんぽう
)
じゃねえか。——よく
聞
(
き
)
きなよ。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
何となくその遊女の
高尾
(
たかお
)
・
薄雲
(
うすぐも
)
ではなかったことを
想
(
おも
)
わしめる。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
武州
(
ぶしゅう
)
高尾
(
たかお
)
の
峰
(
みね
)
から、京は
鞍馬山
(
くらまやま
)
の
僧正谷
(
そうじょうがたに
)
まで、たッた半日でとんでかえったおもしろい旅の
味
(
あじ
)
を、
竹童
(
ちくどう
)
はとても忘れることができない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
居士
(
こじ
)
の
命
(
めい
)
をうけて
武州
(
ぶしゅう
)
高尾
(
たかお
)
にいる忍剣のところへいくこと、また
過日
(
かじつ
)
、
小幡民部
(
こばたみんぶ
)
から
通牒
(
つうちょう
)
がきて、なにごとか
伊那丸
(
いなまる
)
の身辺に一大事が起っているらしいということ、さては
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
尾
常用漢字
中学
部首:⼫
7画
“高尾”で始まる語句
高尾山
高尾塚
高尾考
高尾稲荷