“たかお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
高雄47.6%
高尾38.1%
隆夫4.8%
打狗4.8%
隆男4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嵯峨(さが)から山を抜けて高雄(たかお)へ歩く途中で、御米は着物の裾(すそ)を捲(ま)くって、長襦袢(ながじゅばん)だけを足袋(たび)の上まで牽(ひ)いて、細い傘(かさ)を杖(つえ)にした。
門 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「色と意気地を立てぬいて、気立(きだて)が粋(すい)で」とはこの事である。かくして高尾(たかお)も小紫(こむらさき)も出た。「いき」のうちには溌剌(はつらつ)として武士道の理想が生きている。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
隆夫(たかお)のたましいは、そのあわれな人物の顔を、何回となく近よって、穴のあくほど見つめた、彼は、そのたびにわくわくした。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
お母さんは、ひとり子の隆夫(たかお)少年に昔から甘(あま)くもあったが、また隆夫少年ひとりをたよりに、さびしく暮して行かねばならない気の毒な婦人でもあった。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それは、台湾から香港(ほんこん)に渡る船の中である。当時の打狗(たかお)から香港まで、日本貨十円といふのが三等の賃金で、その代り、苦力(くりい)と同房の船底である。
風邪一束 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
隆男(たかお)兄さまも、勇夫(いさお)兄さまも、晶子(あきこ)姉さまも、鎮子(しずこ)姉さまも、(もちろん、あたしもよ!)呆気(あっけ)にとられて、へえ、と顔を見合わせるばかりでした。
キャラコさん:08 月光曲 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)