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高雄
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たかお
ふりがな文庫
“
高雄
(
たかお
)” の例文
一時洛西
高雄
(
たかお
)
に引移ってかねて覚えのある医者の看板を出したが、内外情勢を見てじっとしておれず、江戸、水戸、郷里福井に遊説し
志士と経済
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
嵯峨
(
さが
)
から山を抜けて
高雄
(
たかお
)
へ歩く途中で、御米は着物の
裾
(
すそ
)
を
捲
(
ま
)
くって、
長襦袢
(
ながじゅばん
)
だけを
足袋
(
たび
)
の上まで
牽
(
ひ
)
いて、細い
傘
(
かさ
)
を
杖
(
つえ
)
にした。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
我が国の奈良の七大寺は荒れ果てているし、昔は堂塔が軒を並べていた
愛宕
(
あたご
)
、
高雄
(
たかお
)
も
天狗
(
てんぐ
)
のすみかになってしまった。
現代語訳 平家物語:02 第二巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
「いつかは、形を失う日が来る……。それを早めようとしているのが、
叡山
(
えいざん
)
の人々だ、南都の
大衆
(
だいしゅ
)
だ、
高雄
(
たかお
)
の一山だ」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
旭山の向うから、第二艦隊の『
愛宕
(
あたご
)
』『
高雄
(
たかお
)
』『
那智
(
なち
)
』『
妙高
(
みょうこう
)
』が出て来る。はるか遠くを水雷戦隊が進んで行く。
昭和遊撃隊
(新字新仮名)
/
平田晋策
(著)
▼ もっと見る
その
隙
(
すき
)
を
目懸
(
めが
)
けて、
摩耶
(
まや
)
を司令艦とする
高雄
(
たかお
)
、
足柄
(
あしがら
)
、
羽黒
(
はぐろ
)
などの一万噸巡洋艦は、グングン接近して行った。
的
(
まと
)
と
覘
(
ねら
)
うは、レキシントン級の、大航空母艦であった。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
○
高雄
(
たかお
)
州商工課主催の座談会にて
台湾の民芸について
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
「この奥の方に、
高雄
(
たかお
)
という山寺があり、そこに住まわれる文覚上人という
聖
(
ひじり
)
は、鎌倉殿のご信任厚い僧で、何でも貴族の子をお弟子に欲しがっておられたようじゃよ」
現代語訳 平家物語:12 第十二巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
高雄
(
たかお
)
栂尾
(
とがのお
)
の
明慧
(
みょうえ
)
上人である。この上人は、そこらにざらにあるいわゆる
碩学
(
せきがく
)
とは断じてちがう。満身精神の人だった。学問の深さも並ぶ者がまずあるまいという人物だ。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
日本艦隊の
加古
(
かこ
)
、
古鷹
(
ふるたか
)
、
衣笠
(
きぬがさ
)
以下の七千
噸
(
トン
)
巡洋艦隊は、その快速を利用し、
那智
(
なち
)
、
羽黒
(
はぐろ
)
、
足柄
(
あしがら
)
、
高雄
(
たかお
)
以下の一万噸巡洋艦隊と、並行の
単縦陣型
(
たんじゅうじんけい
)
を作って、
刻々
(
こくこく
)
に敵艦隊の
右側
(
うそく
)
を
覘
(
ねら
)
って突き進んだ。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
高雄
(
たかお
)
、そのほか叡山なども、
主
(
しゅ
)
となって、吉水を敵視し、上人以下の念仏門の人々を、どうかして、
堕
(
おと
)
し
入
(
い
)
れてやろうという
企
(
くわだ
)
てがあることは、専ら世上の風説にもあるところでござります。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
頼朝はここで二十余年の春秋を送り迎えた。これまで静かに流人の生活を送ってきた彼が、何故
今年
(
ことし
)
になって兵を起し、平家に立ち向ったのか。それは
高雄
(
たかお
)
山の文覚上人の勧めがあったからである。
現代語訳 平家物語:05 第五巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
ゆうべ
高雄
(
たかお
)
の薬王院に
草鞋
(
わらじ
)
を解いた何処かの御隠居がある。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“高雄”の意味
《固有名詞》
高 雄(かおしゅん、たかお)
台湾南部にある経済都市。
(出典:Wiktionary)
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
雄
常用漢字
中学
部首:⾫
12画
“高雄”で始まる語句
高雄山
高雄丸
高雄蕊
高雄道
高雄艦長
高雄蕊低花柱
高雄蕊短花柱