“飄然:へうぜん” の例文
“飄然:へうぜん”を含む作品の著者(上位)作品数
石川啄木2
野村胡堂2
北村透谷2
中原中也1
国木田独歩1
“飄然:へうぜん”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 詩歌0.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.1%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
手をこまねきて蒼穹を察すれば、我れ「我」をわすれて、飄然へうぜんとして、襤褸らんるの如き「時」を脱するに似たり。
一夕観 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
けれども一方、会衆の前に飄然へうぜんとして出て来て、「君、赤ン坊の脳髄を食つたことがありますか」などといつてゐる。
夭折した富永太郎 (新字旧仮名) / 中原中也(著)
椿三千麿の春木道夫は、多與里とあんなに親しくして居ましたが、何を感じたか、飄然へうぜんとして増田屋を去つてしまつたのは一と月ほど後のことでした。
飄然へうぜん老叟らうそう立去たちさつしまつた。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
ふねみなときけるまでねんごろ説聞とききかして、この殺身爲仁さつしんゐじん高僧かうそうは、飄然へうぜんとしてそのげず立去たちさりにけり。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
こいつを軍鷄籠とうまるかごに乘せて、宿々の人足に世話を燒かせ乍ら、江戸まで持つて來るのはあまりにも馬鹿/\しく平次は大舌打を一つ殘して、飄然へうぜんと江戸へ歸つて來る外はありませんでした。
飄然へうぜんと家をでては
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
飄然へうぜんとふるさとに来て
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
我がリヒヤード・ワグネルも亦、愛妻ミンナと愛犬ルツスをひきゐ、飄然へうぜんとして祖国を去つて巴里パリーに入るや、淋しき冷たき陋巷ろうかう客舎かくしやにありてつぶさに衣食の為めに労苦をめぬ。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
我は一日を千秋と数へて今日まで待ちつるものを、今更に閑暇を得ながら行くべきところに行かぬは、あさはかな心の虫のいらつを抑へかねて、一書を急飛し、飄然へうぜん家を出でゝ彼幻境かのげんきやうに向ひたるは去月二十七日。
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)