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青雲
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せいうん
ふりがな文庫
“
青雲
(
せいうん
)” の例文
(七九)
閭巷
(
りよかう
)
の
人
(
ひと
)
、
行
(
おこなひ
)
を
砥
(
と
)
ぎ
名
(
な
)
を
立
(
た
)
てんと
欲
(
ほつ
)
する
者
(
もの
)
は、
(八〇)
青雲
(
せいうん
)
の
士
(
し
)
に
附
(
つ
)
くに
非
(
あら
)
ずんば、
惡
(
いづく
)
んぞ
能
(
よ
)
く(名ヲ)
後世
(
こうせい
)
に
施
(
し
)
かん
哉
(
や
)
。
国訳史記列伝:01 伯夷列伝第一
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
「娘の方も嫌ひぢやない樣で——尤も左母次郎といふのは、
青雲
(
せいうん
)
とか何んとか言ふ、彫物の
戒名
(
かいみやう
)
のある男で——」
銭形平次捕物控:273 金の番
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
氏の
挙動
(
きょどう
)
も政府の
処分
(
しょぶん
)
も共に天下の一
美談
(
びだん
)
にして
間然
(
かんぜん
)
すべからずといえども、氏が
放免
(
ほうめん
)
の
後
(
のち
)
に更に
青雲
(
せいうん
)
の志を起し、新政府の
朝
(
ちょう
)
に立つの一段に至りては
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
私等の逃げて来たのは(かれ等は親の許さぬのに、
青雲
(
せいうん
)
の
志
(
こゝろざし
)
に堪へかねて脱走して来たのである)
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
仰げよ萬世一系の皇統、
巍々
(
ぎぎ
)
たる
皇謨
(
くわうぼ
)
は無限に
坐
(
ま
)
す。ああ、八
紘
(
かう
)
一
宇
(
う
)
、
肇國
(
てうこく
)
の
青雲
(
せいうん
)
は頭上にある。
新頌
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
宿昔青雲
ノ
志、蹉跎
ス
白髪
ノ
年、誰
カ
知
ル
明鏡裏、形影自
ラ
相憐
ム
〔
宿昔
(
しゅくせき
)
青雲
(
せいうん
)
の
志
(
こころざし
)
。
蹉跎
(
さた
)
す
白髪
(
はくはつ
)
の
年
(
とし
)
。誰か知る
明鏡
(
めいきょう
)
の
裏
(
うち
)
。
形影
(
けいえい
)
自
(
みずか
)
ら
相
(
あい
)
憐
(
あわれ
)
む〕とはこれ人口に
膾炙
(
かいしゃ
)
する唐詩なり。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
老母よろこび迎へて、吾が子
四五
不才にて、
学
(
まな
)
ぶ所時にあはず、
四六
青雲
(
せいうん
)
の便りを失ふ。ねがふは捨てずして
伯氏
(
あに
)
たる教を
施
(
ほどこ
)
し給へ。赤穴拝していふ。
四七
大丈夫は義を重しとす。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
謂
(
い
)
わば
青雲
(
せいうん
)
の志をほのかながら胸に抱いていたのでございますから、たとい半狂乱の
譫言
(
うわごと
)
にもせよ、悪魔だの色魔だの貞操蹂躙だのという不名誉きわまる事を言われ、それが世間の評判になったら
男女同権
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
氏は新政府に出身して
啻
(
ただ
)
に口を
糊
(
のり
)
するのみならず、
累遷
(
るいせん
)
立身
(
りっしん
)
して特派公使に任ぜられ、またついに大臣にまで昇進し、
青雲
(
せいうん
)
の
志
(
こころざし
)
達
(
たっ
)
し得て
目出度
(
めでた
)
しといえども
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“青雲”の意味
《名詞》
青雲 (せいうん)
青色の雲。晴れた高い空。
地位、学徳が高いこと。
俗世を避けて送る超然としている生活。高尚な志操。
(出典:Wiktionary)
“青雲”の解説
青雲(せいうん)は、株式会社日本香堂が1965年より販売している線香のブランド名である。
(出典:Wikipedia)
青
常用漢字
小1
部首:⾭
8画
雲
常用漢字
小2
部首:⾬
12画
“青雲”で始まる語句
青雲寺
青雲熱
青雲街道