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阿關
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おせき
ふりがな文庫
“
阿關
(
おせき
)” の例文
新字:
阿関
涙
(
なみだ
)
は
各自
(
てんで
)
に
分
(
わけ
)
て
泣
(
な
)
かうぞと
因果
(
いんぐわ
)
を
含
(
ふく
)
めてこれも
目
(
め
)
を
拭
(
ぬぐ
)
ふに、
阿關
(
おせき
)
はわつと
泣
(
な
)
いて
夫
(
そ
)
れでは
離縁
(
りゑん
)
をといふたも
我
(
わが
)
まゝで
御座
(
ござ
)
りました
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
いや
阿關
(
おせき
)
こう
言
(
い
)
ふと
父
(
ちゝ
)
が
無慈悲
(
むじひ
)
で
汲取
(
くみと
)
つて
呉
(
く
)
れぬのと
思
(
おも
)
ふか
知
(
し
)
らぬが
決
(
けつ
)
して
御前
(
おまへ
)
を
叱
(
し
)
かるではない、
身分
(
みぶん
)
が
釣合
(
つりあ
)
はねば
思
(
おも
)
ふ
事
(
こと
)
も
自然
(
しぜん
)
違
(
ちが
)
ふて
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
あゝ
宜
(
よ
)
く
私
(
わたくし
)
を
高坂
(
かうさか
)
の
録之助
(
ろくのすけ
)
と
覺
(
おぼ
)
えて
居
(
ゐ
)
て
下
(
くだ
)
さりました、
辱
(
かたじけ
)
なう
御座
(
ござ
)
りますと
下
(
した
)
を
向
(
む
)
くに、
阿關
(
おせき
)
はさめ/″\として
誰
(
だ
)
れも
憂
(
う
)
き
世
(
よ
)
に
一人
(
ひとり
)
と
思
(
おも
)
ふて
下
(
くだ
)
さるな。
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
身分が惡いの學校が何うしたのと宜くも宜くも勝手な事が言はれた物、
先方
(
さき
)
は忘れたかも知らぬが此方はたしかに日まで覺えて居る、
阿關
(
おせき
)
が十七の御正月、まだ門松を取もせぬ七日の朝の事であつた
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
阿
漢検準1級
部首:⾩
8画
關
部首:⾨
19画
“阿”で始まる語句
阿母
阿呆
阿魔
阿父
阿弥陀
阿爺
阿諛
阿片
阿波
阿修羅